椎間板ヘルニア治療成績
Animal Care-Hospital ALOHA では椎間板ヘルニアの治療を積極的におこなっていますが、その治療は大きく分けて3本の柱でおこなっています。
- 内科療法
- 外科療法
- リハビリテーション
です。
その子の神経学的な状況を神経学的検査で正確に把握し、その状態およびその子の状態にあった治療法を飼い主様とご相談の上選択していきます。
まずは内科療法か外科療法の選択をおこない、それにリハビリテーションを合わせています。
とくにリハビリテーションは重要と考えていて、リハビリテーションをおこなうことで、より正常に近い機能回復を促すことはもちろんですが、リハビリテーションをおこなうことで治癒率が高くなると考えています。
これはここ数年、術後のリハビリテーションの重要性が言われ始めてから、様々な施設でグレード5の治癒率が昔に比べて良くなってきているのも、リハビリテーションの効果を証明するものと思っています。
当施設での胸腰椎椎間板ヘルニア治療成績(2010年5月現在)
グレード | 治癒率(歩行可能になった%) | 症例数 |
---|---|---|
グレード2 | 100% | 5例 |
グレード3 | 100% | 22例 |
グレード4 | 98% | 42例 |
グレード5 | 75% | 20例 |
グレード2の症例の外科手術は内科療法に反応が悪い場合、再発をした症例に対しておこなっています。