今年もありがとうございました
院長の雑談 2010.12.31
なんか、あっという間に今年も終わりですね。年をとってきたせいか、それとも毎日がめまぐるしいせいか、あっという間に一年が過ぎていきます。
今年も病院では様々な出来事がありました。
まずは一昨年の夏に開院したAnimal Care-Hospital ALOHA(福山動物CTセンター)が多くの患者さんや先生方に利用して頂けたことで、とてもありがたいことだと思っています。
個人的には新しいガン治療として「高濃度ビタミンC点滴療法」の認定医の資格をとることができ、患者さんに提供できるようになったということと、「活性化リンパ球療法」と「幹細胞移植」ができるようになったことは、非常に自分の興味のあった分野であり、充実した毎日でした。
また、別ブログで書こうと思っていますが、椎間板ヘルニアのグレード5で他院からのリハビリのご紹介をいただいて、リハビリをしていたダックスの子が、手術から半年以上経過していましたが「幹細胞移植」をおこない、1回目の移植の1カ月後に劇的に足が動くようになったことは、「おどろき」と「感動」を与えてもらいました。幹細胞移植を始めたときも、きっと今までの治療では改善させることの出来なかった子に可能性を与えてあげることのできるすばらしい治療だと思って始めましたが、実際にその効果を目の前で見て、よりこの治療をがんばっていこうというはげみになりました。
リハビリテーションも担当の上田がとても成長して、リハビリテーションの成果だけでなく、飼い主さんに信頼していただけるようになったのがとてもうれしかったです。
来年も頭の中にある新しい構想や看護スタッフからの提案を実現できるようにがんばっていきたいと思います。自分自身の成長はもちろんですが、今年はよりスタッフの成長をうながしていけるようにセミナーや学会の参加をより増やしたり、院内での勉強会も積極的におこなっていきたいです。
診察に関しては、よりひとりひとりの患者さんを丁寧に、そして病院スタッフ全員でケアしていけるようにしたいと思っています。
来年もあそう動物病院とAnimal Care-Hospital ALOHAをよろしくお願いします。
写真は僕の大切なパートナーのPooちゃんです。今月の18日に亡くなりました。Pooちゃんは僕があそう動物病院を開院したときに、知り合いの先生が保護されて、愛護センターにつれて行く予定の子をゆずっていただきました。その時にはすでに成犬でしたから、正確な年齢はわかりません。まだ、開院していない真新しい病院のケージでいきなり血便をしてあわてさせたり(まだ薬も入っていなかったので、知り合いの先生に薬を借りに行って治療をしました)、その1週間後には、朝、朝病院に来てみたらいきなり子犬を産んでいて、開業してすぐに子犬のもらい手を探すことになったりとはじめからすごくインパクトのある子でした。
でもとてもいい子で、本当の意味で犬との生活の楽しさを教えてくれたのはこの子かもしれません。僕にとっても、あそう動物病院のスタッフにとっても、大切な大切な友達です。
Pooちゃん、うちにきてくれて本当にありがとう。とっても大好きだよ。Pooちゃんがきてくれた時のような純粋な気持ちでこれからもがんばるから「虹の橋」でまっててね。
この写真は今年の夏にホタパパにとってもらったもので、僕たち家族の宝物です。ホタパパほんとうにありがとう。