骨盤腔内の腫瘍
院長の雑談 2010.12.10
なんかとっても久しぶりの書き込みの気がしますね。
病院の方はむちゃくちゃ忙しい!ってほどではないのですが、やはり師走というだけあって、いろんな行事などで、毎日があっという間に過ぎていきます。
さて、今日は本来はお休みを頂いている日なのですが、2日前に排便困難で来院したシーズーのリトル君。大腿部から骨盤腔、さらに腹腔内までの巨大な腫瘍で腸管が圧迫され、うんちが出にくくなっていました。
少しでも早く、楽にしてあげたいと思い、休日を返上して手術をしました。
かなりやっかいでしたが、無事摘出できました。
こういう腫瘍を摘出する際にはCTは本当に役に立ちます。
術前から、腫瘍の浸潤の様子などを確認でき、手術のシュミレーションができますからね。
手術時間が比較的長かった割に、術後の麻酔の覚醒も良く、飼い主さんの面会の時にも、元気いっぱいでした。
飼い主さんが面会から帰られた後、リトル君は「クンクン」ないていたので、きっと寂しいんだろうなあと思いながら、先日ダウンロードしたiPhoneの「バウリンガル」でリトル君のなきごえを翻訳すると・・・「怒りで言葉になりません!!」と翻訳されました。(゜◇゜)ガーン
リトル君、君のために休みを返上して手術したんだよ〜。そんなに怒らないでよ〜。