もうすぐ春ですね
院長の雑談 2017.03.20
年明けからほとんどブログの更新ができていませんでしたが、気がつけばもう春はすぐそこまでやってきています。
1週間ほど前から春を告げる花粉症の症状が出てきて、診察中にマスクをしたりと少し説明が聞き取りづらかったりするかもしれませんが、しばらくの間お許しください。
春は出会いと別れの季節と言いますが、動物医療センター・ALOHA、あそう動物病院もそういう時期になってきました。獣医師・看護士スタッフ共に長く勤務してくれている人が多く、とてもありがたいという気持ちで日々の診療をしていますが、あそう動物病院が開院して今年で19年、動物医療センター・ALOHAが8年になります。
今年の春から夏にかけても少しメンバーに変更があります。結婚や新たな旅だちでALOHAを巣立っていくメンバーもいますが、春に新しく獣医師が2名、看護士が1名私たちのチームに加わってくれます。
メンバーが替わっても、病院というのはいつも同じ方針、同じ気持ちでみんなが働き、動物や飼い主様と接しなければいけないといつも思っています。その思いがいわゆる病院の「心」なのだと思っています。その「心」は院長である僕の思いがそのまま映し出されると思っています。なので自分の思いやビジョンがぶれると、その「心」もぶれてしまうと思いますから、自分の思いをぶれることなく持っておきたいといつも考えています。もちろん、その思いは少しずつ変わっています。治してあげる事のできなかった病気を治せるようになりたい、同じ治療をおこなうにしても少しでも動物の負担を少なくしてあげたいという気持ちで、気がつけば今のように泌尿器外科や椎間板ヘルニア、骨折などの様々な病気にも対応でき、腹腔鏡の手術も数多くこなせる病院になっていました。きっとその院長の思いについていくスタッフも大変だろうと思います。でも僕の実践する治療で元気になる動物や飼い主さんの笑顔をみて、自分たちのやっている治療への自信や喜びも持ってくれてると思っています。
新しくメンバーが増えても、この病院の「心」は変わることなく、ALOHAとあそう動物病院は少しでもみなさんのお役にたてるよう、動物と飼い主さんに寄り添った病院でありたいと思います。
写真は新しくALOHAに迎えたシーサーです。先日1対と、2体の合計3体のシーサーをALOHAとあそう動物病院に迎えました。すべて僕の大好きなシーサー作家の宮城光男さんのものです。そして今回迎えたシーサーはすべて珠を持っています。よく龍とかが絵で珠を持っているのを見ると思います。
先日光男さんのギャラリーを訪ねたときに、この珠ってなんですか?と光男さんに聞いたところ、「いろんな考え方があって仏教的には煩悩をかたちにしたもので、その珠を放すことのできない悟りを開けない人の象徴という考え方もあるんだけど、自分の好きな珠の考え方は、この珠が愛情ややさしさなどの様々な形にする事のできない思いを龍は形にして持つことができ、そしてそれを龍が守ってるという考えなんです」と教えてくれました。僕もその光男さんの好きな珠の考えにとても共感して、「飼い主さんの動物に対する思い」「動物たちの飼い主さんに対する思い」を僕たちは守るんだ!というイメージの象徴として今年はすべてこの珠をもったシーサーを迎えることにしました。
受付や診察室に置いてありますので、ぜひご覧下さい。光男さんのシーサー、ものすごいエネルギーです。