あーちゃん、さよなら
昨日、うちで飼っている「あーちゃん」という猫が亡くなりました。
あーちゃんは、僕が病院を開院したときに、知り合いの先生の所にブリーダーさんが放棄した猫としていた子をゆずってもらいました。
もう出産をさせない程度の年ですから、何歳ぐらいだったんでしょう。見た目もまあまあ年をとっている感じでしたが、それから12年になりますから20歳くらいにはなってたかもしれません。
あーちゃんはメインクーンという種類の猫で、本当にいい猫でした。僕がメインクーンが好きになったのも、あーちゃんがいたからだと思います。
でも、不思議な感じがします。なぜか、自分の周りにいる動物たちは、ずっと自分のそばにいてくれるような錯覚を感じていました。あーちゃんが亡くなるなんて、つい最近まで考えてもいませんでした。すごく年をとったけど、いつもあーちゃんは、あのがらがら声で鳴いている気がしていました。
最近、僕がトイレに行ったりすると、ドアが閉まる前に一生懸命入ってこようとしていました。昔はそんなこと全然しなかったので、「あーちゃん、なにやってるの」って笑っていたけど、なにか不安だったのかもしれません。
「あーちゃん、まだまだ一緒にいれると思ってたから、最近、あたまをあんまりなでなでしてなかったよ。ごめんね。本当にいい子だったね。うちに来てくれて本当にありがとう。