毎日があわただしいです
フィラリアのシーズンが始まる5月は動物病院が1年で一番忙しい時期になります。当院でも同様に、毎日が慌ただしく過ぎていきます。
ただ、例年この時期は診察は慌ただしいのですが、手術は避妊、去勢手術が中心で、手術が忙しいと言うことはあまりありません(といっても1日に2?3件は手術をしているのですが・・)。
ところが、今年は非常に手術(それも重傷の病気や他の病院からご紹介いただいた手術)が多く、毎日お昼の食事をとるのがやっとという状態です。
昨日もお昼に子宮蓄膿症、膀胱結石、ソケイヘルニア、避妊手術(犬)、避妊手術(猫)を行い、夜には他院からの紹介で来院された椎間板ヘルニアのコーギーのなつちゃんの脊髄造影と手術を行って、病院を出たのが23時30分でした。
今日はお昼に化学療法、クリアランス試験、去勢手術、両側腹腔内潜在睾丸の手術、内視鏡での異物摘出を行いました。
この中で両側の腹腔内潜在睾丸の摘出と内視鏡の異物摘出を行った子は、同じ子でラブラドールの空ちゃんでした。
空ちゃんは先日、フィラリアの予防で来院されたときに、1ヶ月前に靴下を食べたが出てこないということをとても心配されていました。また、去勢手術も行いたいと言うことでしたので、去勢手術で麻酔をかけたときに、内視鏡で胃内を見てみましょうという事になりました。麻酔をかけて、胃内に内視鏡を入れてみると・・・ありました。靴下が1足(2枚)。1枚ずつ内視鏡で鉗子を使いながら摘出しました。小腸に流れていたら、腸閉塞で手術が必要になるところでした。内視鏡でとれて、本当によかったね。
もう少しの間、待ち時間が長くなり、ご迷惑をおかけすると思います。
スタッフ一同、できるだけ待ち時間を短縮するよう努力しておりますので、ご理解いただければと思います。