椎間板ヘルニア
先日、海外研修から病院に帰ってくると、椎間板ヘルニアでダックスのリトル君が入院していました。僕は病院に午後に帰ってきたのですが、リトル君はその日の午前中に来院されたのですが、麻痺の状態がひどいため入院になっていました。飼い主さんのお話では3日前から後ろ足が動かなくなったということでしたが、後肢の深部痛覚もはっきりせず、椎間板ヘルニアGrade5という状態でした。
海外から帰ったばかりでしたが、疲れているなんて言ってられません。 その日のうちに手術を行いました。脊髄造影で圧迫されている場所ははっきり確認できましたし、大量の椎間板物質(椎間板から飛び出て、脊髄を圧迫している物質)も摘出でき、手術は無事終了しました。
神経麻痺がひどかったため、すぐに歩き始めるという事はありませんが、翌日から徐々に神経学的検査で改善が認められてきました。おそらく歩けるようになるのではないかと思っています。今後はリハビリで機能回復を促してあげることが大切です。写真は摘出した椎間板物質です。こうやって見るとなんだかよく分かりませんが・・・(^_^;)