消化器病学のセミナーに参加してきました
昨日と今日の二日間、福岡でDr.Steinerの消化器病学のセミナーに参加してきました。
セミナーの内容は
・慢性下痢の鑑別診断
・肝疾患
・膵炎の診断と治療
でした。
特に膵炎は非常に診断が難しい病気ですが(特に猫で)、最近新しい検査ができるようになり、診断率が上がりました。この検査についても原理から使い方までとても細かく説明していただき、とてもよく理解できました。
どんなにいい検査でも、その使い方や結果の判断を間違ってしまえば、なんにもなりませんからね。
猫の膵炎の検査は今まではアメリカまで送らなければ測定できなかったんですが、先月から国内で測定できるようになり、結果も出るまでに2週間かかっていたものが、2?3日で出るようになってやっと実用的になりました。さらに値段も安くなりました(^。^)。これは僕たち獣医師にとっても、飼い主さんにとっても、そしてなにより動物にとってもいいことですね。
さらに近いうちに犬の膵炎の診断キットが国内で発売になるみたいです。
(以前にも膵炎の診断キットは販売されていましたが、今度発売になる物は感度も特異性もとても高い検査です)
言葉がしゃべれない動物の診療にとって、的確に診断できる検査が増えるのは大歓迎です。