新しいエコーを導入しました
みなさん超音波検査をご存じですか?
ほとんどの人が超音波検査やエコーという言葉をご存じだと思います。
いわゆる超音波の跳ね返りを利用して、臓器の硬さやなかの状態を映し出す機械です。
あそう動物病院ではこのエコー検査に力を入れています。
一般に動物病院で行う画像診断にはレントゲンと超音波がありますが(CT、MRIなどの特殊なものを除いて)レントゲンは一般的に臓器の形や骨の異常、肺の異常などの確認を得意としています。しかし、肝臓や腎臓、その他臓器の中の状態はレントゲンでは確認できません。
これに比べてエコーは骨などの固いものは苦手ですが、肝臓や腎臓などの臓器の中の状態の確認、副腎やリンパ節など通常レントゲンでは見えない臓器の確認、膀胱の中の確認、心臓の中の血液の流れの異常、腫瘍への血管の入り具合の確認など(もっともっとたくさんあるのですが)、レントゲン検査では分からないたくさんの情報を得ることができます。
CTやMRIもすごく優れた機械ですが、超音波のいいところは、麻酔などをかけることなく非侵襲的な(動物に負担の少ない)検査ができることです。
新しいエコーで、今まで以上に動物や飼い主さんのお力になれればと思います。