猫の口内炎
ほんと????に久しぶりの更新です。
なかなか更新できず、ごめんなさい。
いつも使っているMacが急に不機嫌になり、その復旧にものすごい労力を使いました(T_T)
途中で投げ出そうかヽ(`Д´)ノとも思うくらいのひどい状態でしたが、なんとか復旧できました。やっぱりバックアップって大切ですね。毎回思うのですが、なかなか続けれません。
さて、では久しぶりに書き込みますね。
いつもはその日その日に感じたことを、感じたままに書いてるんですが、ここまで更新していないと何かいたらいいんだろう?って逆に思ってしまいます。
色々考えて、そういえば今月は猫の口内炎の治療に対する全顎抜歯の手術が多かったなあということで、猫の口内炎について書きます。
猫は非常に口内炎が多く、猫エイズなどのウイルスで起こる物もあれば、全くの原因不明なもの、ネックリュージョンで起こるものなど様々な原因で起こります。
原因が何にしても、共通していることはものすご???く痛いという事と、治療に対しての反応が悪いということです。猫の口内炎に対しては様々な治療が行われますが、様々な治療があると言うことは、逆に言うとなかなか効果的な治療が少ないと言うことです。なかには痛みを取るためにステロイドを繰り返し投与するという姑息的な方法が取られることも少なくありません。そんな中で、猫の口内炎に対して、最も効果があると言われているのが全顎抜歯あるいは前臼歯抜歯といわれる治療です。つまり臼歯と言われる奥歯のすべて、あるいはすべての歯を抜歯するという方法です。え?歯を全部抜くのって思われるかもしれませんが、猫の口内炎に対して最も効果がある方法であることが、様々な文献や報告で証明されています。口内炎を持つ猫の70%に何らかのいい効果が見られると報告されています。実際に抜歯をすることで全く治療がいらなくなる子や、不思議なことに、処置(抜歯)をした翌日からほとんどの子がばくばく食事を食べるようになります。つまり抜歯の痛みよりも、口内炎の痛みの方がもっともっと痛いんだと思います。おなかがすいてるのに、口が痛くて食べれないなんて、すごくかわいそうなことだと思いませんか?
もしあなたのパートナーが口内炎で苦しんでいるなら、全顎抜歯(あるいは全臼歯抜歯)も治療の選択肢の一つとして考えてあげて下さいね。ただし、抜歯はちゃんと行わなければいけません。猫の歯は非常に折れやすく、外見上歯がないようにみえても、レントゲンを撮影したら、残根という歯の根っこが残っている子を本当にたくさん診ます。この残根があったら、口内炎の改善は期待できません。口内炎の治療に抜歯を考えられる場合は、主治医の先生に歯の治療の経験の豊富な先生を紹介してもらうことも大切なことです。