顔がぱんぱんになっちゃった
この子は僕の友人の動物病院に来院した子ですが、すごく顔が腫れているのわかりますか?
この原因は実は「ヘビ咬傷」、つまりヘビに噛まれたのが顔がパンパンになった原因です。これからの季節、このような子が時々来院されます。この写真の子も鼻の右側に黒い筋のようなものが見えますが、これは噛まれた場所からの出血です。
犬の場合は多くは鼻の周囲、猫の場合は前足を噛まれる事が多いです。犬は草むらをクンクンしてて噛まれるんだと思います。猫はきっと猫パンチしてて噛まれるんでしょうね(^_^;)。
比較的軽症で済む子もいれば、一部皮膚が壊死といって腐って落ちてしまったり、凝固障害といって血が止まりにくい状態になったりと危険な場合もあります。そこまで酷くなるのはほとんどはマムシのような毒ヘビですね。
先日も今年初めてヘビ咬傷の猫が来院されましたが、その子は猫にしては珍しく鼻の周辺を噛まれていました。顔が腫れるだけでなく、凝固障害も出ていて、血小板もほとんど見えないほど下がっていて、非常に血が止まりにくく、危険な状態でしたが、治療に反応してくれて、元気に退院していきました。
これからの季節、草むらに入ったり、顔を突っ込むのは注意してくださいね。