CT検査して・・・よかったですね(^_^;
今日、膵臓の腫瘍の疑いで主治医の先生の紹介で来院されたダックスの太郎君。太郎君は軽度の低血糖が検診で見つかり、血液中のインスリン濃度の測定でインスリノーマというインスリンを分泌する膵臓の腫瘍が疑われたため、CT検査で来院されました。
CT検査では膵臓にしこりは見つからなかったので、とりあえずは一安心だったんですが・・・。CT検査で胃の中に大きな種があることが分かりました。
もし腸に流れてしまったら腸閉塞を起こす可能性の高いサイズだったので、すぐに内視鏡を入れて摘出しました。内視鏡では種以外に爪楊枝やビニールもみつかり、すべて内視鏡で摘出しました。
ある意味、CT検査して良かったね(^_^;。
上の画像はCTの断層の画像ですが、下の画像は3D校正したCT画像です。見事に種が写ってますね。一番下は内視鏡で摘出しているタネです。胃内異物はとても多い病気ですが、胃内にある場合は、よほど大きくなければ手術ではなく内視鏡で摘出しています。
あそう動物病院にもAnimal Care-Hospital ALOHAにも小型犬に対応できる細い内視鏡があるので、小型犬や猫にも安心して内視鏡検査ができます。