軟口蓋過長症
院長の雑談 2011.05.23
フンチブルのラッキー君は、興奮するといつも呼吸がガーガー言って苦しくなります。舌の色もチアノーゼで紫です。
これは短頭種に多い軟口蓋過長症によるものです。
パグやフレブル、シーズーなどの短頭種は鼻腔狭窄や軟口蓋過長症などの問題を持っていることが多く、それによって慢性的な呼吸困難やいびき、嘔吐などの問題を抱えていることが多いのですが、この症状を放置しておくと、さらに小嚢反転や口頭麻痺、気管虚脱などを併発してきて、治療が非常に困難になってきます。
ラッキー君の飼い主さんは慢性の呼吸困難を楽にしてあげたいということと、夏にかけての熱中症のリスクを減らしたいということから軟口蓋切除の手術を決心されました。
そして今日、ラッキー君は日帰り入院で軟口蓋切除の手術を受けました。術後は呼吸もとっても楽になり、なんだか顔も穏やかになった気がします。
夕方飼い主さんがお迎えにこられて興奮しても、ガーガーいうことなく、元気に帰っていきました。
ラッキー君、今日はぐっすり眠れるね。
さて、話は変わりますが、いよいよ今週末に迫ってきました。犬の写心家ホタパパさんの写真展。今年はホタルとガッ君もいてくれる予定。
当日はドックランも無料開放です。
ぜひみなさん、遊びにきてくださいね。
場所:Animal Care-Hospital ALOHA内QueSeraSearカフェスペース
日程:5月28日(土)〜5月30日(月)
時間:10:00〜19:00(最終日は17:00まで)
入場料:無料(東日本大震災義援金の募金箱設置)