お盆休みでも・・・

昨日の13日〜明日の15日までAnimal Care-Hospital ALOHAとあそう動物病院はお盆休みを頂いています。といっても入院の子や継続治療の子もいますので、当番の看護師と獣医師は出勤して入院の子の治療や予約の外来、急患の治療をしています。スタッフが多くなって、基本的に365日誰かが当番で出勤していて、入院の管理や急患の治療をできているのは、患者さんにとってはとてもメリットがあるのではないかと自分では思っています。
昨日も急患で椎間板ヘルニアのダックスが来院されましたが、このような緊急性がある病気でも、今日にはCT検査と手術を行っています。手術はうまくいきましたから、おそらく歩けるようになってくれると思います。
この患者さんは少し遠方（といっても車で30分くらい）から来院された方なのですが、今日はちょっと愚痴を言います。といってもこの患者さんに対してではなく、主治医の先生にです。
この方は12日に主治医の先生を訪ねて椎間板ヘルニアと診断され、注射を打たれたそうなのですが、その際に椎間板ヘルニアだからCTのある病院を探して行ってくださいと言われたそうです。たしかに今はネットでいろんなことが検索できる時代ですから、飼い主さんが自分で検索することも出来るでしょう。でも、どの病院にCTやMRIがあって椎間板ヘルニアの手術ができるかは、先生のほうがよく知っておられるはずです。それをその情報を飼い主さんにお伝えせずに、飼い主さん自身に探させるなんて、僕には理解できません。
僕はよく、自分のスタッフに言っています。自分自身が、そして自分の一緒に生活している動物たちがして欲しくない治療は決してするなと。もし自分の動物が病気になって、検査や手術が必要なときに、自分で探して行ってくださいと主治医の先生に言われたらどう思うでしょう。きっととても不安になると思います。
もしかしたらお盆だからお休みなどもあるかも知れないと先生も気をつかわれたのかもしれません。でも、せめて自分の知っている情報を飼い主さんにお伝えするのが獣医師の責任なのではないでしょうか。今回はこのような事が続いたので、ちょっと愚痴を言わせてもらいました。
こんな休みの日で、出勤しているスタッフが少ない中でも、うちのスタッフは入院管理、外来、急患、手術、そして今日は血液透析と少しの妥協もなく懸命に治療をしてくれました。本当に誇らしいです(^.^)。
いつまでもこういう気持ちを忘れない動物病院でありたいと思います。
写真は慢性腎臓病の急性増悪で紹介を受けているパピコちゃんです。血液透析で腎臓の数値は正常まで下がっていますが、尿量が増えてこないため、2日に1回の維持透析をしています。少しずつ尿も増えてきましたから、なんとか透析から離脱して欲しいです。