麻酔科
飼い主さんにとって麻酔とはとても怖いものというイメージがあるかもしれません。手術をおこなう時に麻酔に対してご心配される方は日々診療していて少なくないと感じています。
ただ、麻酔というのは眠らせる、身体を動かさなくさせるというものですが、その根本は外科手術という動物に侵襲を与える治療の際に、動物たちに痛みを感じさせず安全に外科手術や検査をおこなうためのもので、動物たちを守るというのが本来の目的です。痛みや炎症が起こると、体の中でさまざまなサイトカインが放出され、体に色々な問題を起こす可能性があります。それらを少しでも軽減するために麻酔や鎮痛は治療にはなくてはならない大切なものです。
もちろん100%安全な麻酔はありませんが、少しでも安全に麻酔をおこなえるよう、そして少しでも動物たちに痛みをなくせるよう、ALOHAでは麻酔の専門の先生に定期的に来ていただいて、スタッフ向けのセミナーやリスクの高い子の麻酔をおこなっていただいています。もちろん麻酔中に使用する麻酔器も人の麻酔でも使われるような機器を使っていますし、麻酔中は生体モニターをつけて、動物の体内の様子を観察していますが、やはり麻酔は人がおこなうものですから、いい器械を使うのはもちろんですが、それを使う人のトレーニングがもっとも大切だと考えています。
全身麻酔薬を減らすために神経ブロックや硬膜外麻酔などの局所麻酔薬を併用し、少しでも安全に、そして動物たちの痛みを少しでも軽減できるような麻酔や術後の鎮痛をおこなっています。
麻酔の先生が来院された時の手術をご希望される方には、その日程で予約をお取りさせていただくことも可能です。
麻酔に興味のある獣医師の募集もしています。
現在も当院の獣医師2名が麻酔科医としての研修を受けております。
長濱正太郎
日本動物麻酔科医協会代表理事
2002年3月 日本大学 生物資源科学部 獣医学科 卒業
2006年3月 東京大学 大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻博士課程 修了
2006年4月 東京大学附属動物医療センター 教務補佐員および特任助教
2012年6月 日本動物高度医療センター麻酔科
2013年9月 VAS(出張麻酔指導の個人事業) 代表
2015年10月 岐阜大学 客員臨床准教授
2016年7月 日本動物麻酔科医協会(VASを法人化) 代表理事
安藤 絵里加
ALOHA 獣医師
以前に住んでいたところで、爬虫類が好きな人と出会い、2017年と2021年に1頭ずつ飼い始めました。
日々の診療や麻酔管理では、出来るだけ動物が痛みを感じないように、治療に臨んでいます。
どのように治療していくのが動物やそのご家族にとって幸せか考えながら、ご家族とたくさんお話したいと思っています。
キャンプやアウトドアが好きで、休みの日はよく出かけています。
2024年2月から元気な赤ちゃん出産のために産休中です
動物医療センターALOHA
084-983-0232
〒721-0942 広島県福山市引野町5-12-5
診療スケジュール
2025
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※時間は全日程10:00〜17:00になります。